2024.1.29
製造
モノづくりでの事業化において、回路やソフトの設計開発にフォーカスされがちですが、大きな課題となるのは、プラスチックのケースをはじめとした「樹脂部品」をどのように製作するかという点ではないでしょうか。
実は、「樹脂(プラスチック)部品」は、作り方で大きく費用が変動します。
製作に適した要件のかけ合わせによる適切な方法を選択できなかった場合、本来であれば削減できたはずの余分なコストが発生する可能性もあります。
そこで、今回の記事では、「樹脂(プラスチック)部品」の製作要件のかけ合わせに基づく最適な製作方法について紹介いたします。
■「樹脂(プラスチック)部品」の製作における前提要件
①どんな目的で作るか(製作目的)
機能試作・技術試作・拡販試作・量産試作の場合
②どこで作るか(製作場所)
■「製作目的」×「製作数」×「予算」 での最適解
■作りたいイメージから最適な製作方法をシミュレーション
■東英グループは、お客様のモノづくり企画から設計開発・量産までをトータルサポート!
モノづくりの事業化において、専門部品となる「樹脂(プラスチック)部品」の製作は、大きな費用が発生する最初の壁です。
最適な製作方法を選択する要件には、下記の4つが挙げられます。
まずは、どのような開発イベントで製作したいかによって、最適な作り方は異なります。
・機能試作
まずは形の確認を行い、少数の場合「3Dプリンタ」が適する。
・技術試作
精度が必要となり、少数の場合「NC切削」が適する。
・拡販試作
安価でばら撒く目的が多く、ある程度の数が必要となるため「注形型」が適する。
・量産試作
量産段階にも進む前提であるため、評価も必要となるため「本型」が適する。
上記の作り方を踏まえ、製作には2つのパターンがあります。
①機械加工で数個を短時間で製作
②型を作り一気に製作
①の場合、初期費用をかけずに製作分のみ費用を支払います。②の場合、初期費用はかかりますが、型を使用するため安価に大量に製作することができます。
製作場所として、日本国内および、中国での製作が挙げられます。国内の場合、短期間で製作でき精度も高いですが、価格は高めとなります。
中国の場合、輸送時間が加算されるため、納期は少し長めとなりますが、価格はかなり抑えることができます。
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上記の前提要件を踏まえ、「樹脂(プラスチック)部品」の製作には、「製作目的」×「製作数」×「予算」をかけ合わせることで、最適な製作方法を絞り込むことができます。
しかし、これを毎回の製作ごとに自力で算出するのは一苦労…そこで、東英では最適な製作方法をシミュレーションいたします!
東 英太郎
「製作目的」「製作数」「予算」はイメージがついているものの、最適な製作方法の算出には、ノウハウや経験が問われます。
しかし、東英では、その最適解のシミュレーションを無料で行うことができます。
作りたい製品イメージを選択すると、最適な製作方法・製作場所、製作単価、初期費用をわずか数秒で算出します。
※結果はあくまでも参考値であり、金額は概算となることをご了承ください。結果についてより詳しく知りたい方、より具体的に相談されたい方は、弊社お問い合わせフォームよりお気軽にお問合せください。
東英グループは、お客様のモノづくり企画から設計開発、量産にいたるまでのトータルサポートを行っています。
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丹戸 春樹
作り方によっても、その仕上がりには大きく差が出ますが、その最適な製作方法をご存知の方は多くないのが現状です